Debian系のシェルコマンド
制作者 : 雛見沢症候群
Copyright © 雛見沢症候群
【sudo → 管理者権限でおこなう】
システムを変更するときに、権限のあるユーザがおこなうモードを可能にするもの。
一般ユーザは、安易に入力してはいけない。
(イメージ)sudo [コマンド] → 上司命令だ
[コマンド] → 同僚の頼み
※使用例 $sudo apt-get update
【ls → 存在するファイル名の表示】
・ls -l ⇒ 詳細形式で表示(許可モード、日付、バイト数etc)
・ls -t ⇒ 更新時間の順序に(新しい順序で表示される)
通常は、ファイル名の順序で表示される
(数字・記号・大文字・小文字の辞書式順序)
・ls -r ⇒ 表示順序を反転する(reverse)
・ls -R ⇒ ディレクトリの内部まで再帰的に(Recursive)表示する
・ls -a ⇒ 隠しファイル(.ドットで始まるファイル名)も表示する
・ls -F ⇒ ファイルの種類も表示する
(マーク 「*」 実行可能ファイル、 「/」 ディレクトリ )
☆ ls -lt ⇒ 新しい順序でのLong形式表示
☆ ls -lrt ⇒ 古い順のLong形式表示
【カレンダーコマンド】
cal [ [month] year]
・何も指定しない cal
・年のみの指定 cal 2003
・月年を指定 cal 3 1999
【cat → ファイルの内容表示】
・cat abc.dat ⇒ 一個のファイルabc.datの内容を表示する。
・cat a1.c a2.c ... ⇒ 複数のファイルの内容を(連続して)表示する。 これがConcatenate(結合する)という意味。
・cat a*.c ⇒ a[〇〇〇].cというファイルの内容をすべてを表示する。表示の順序がa1.c a10.c a2.c a3.c ...
・cat a1.c a2.c > abc.c ⇒ 2個のファイルa1.cとa2.cを繋げたファイル abc.cができる。これを、標準出力が(>)記号でabc.cに
Re-direct(方向転換)された、という
【ワイルドカード】
・* ⇒ 任意の長さの文字列(0文字も含む)
・? ⇒ 任意の1文字
ex
- .jpg ⇒ 最後が[.jpg]であるファイルすべて
a* ⇒ 先頭文字が「a」であるファイルすべて、[a]も含まれる
a?.c ⇒ 「a+(1文字)+.c」 ie a1.c ab.c など
a[0-9].c ⇒ 「a+(1文字の数字)+.c」 ie a1.c a2.cなど
【more → 1画面ごとの表示】
用法はcatと同様であるが、表示が1画面ごとにストップする。
スペースキーで続行。Qキーで中止。
【cp → ファイルコピー】
・cp aaa bbb ⇒ aaaと同じ内容のコピーbbbが作られる
・bbbが存在するファイル名の場合、aaaの内容に書き換えられる
・bbbがディレクトリの場合、bbbの下にaaaという名前でコピーが作られる。
・cp /home/fujiwara/sample.txt ⇒ (ドット)はカレントディレクトリという意味、現在のディレクトリにsample.txtというファイル
がコピーされる。
・cp a1.c a2.c a3.c dir ⇒ ファイル a1.c a2.c a3.cをディレクトリdirにコピーする、
dirは存在するディレクトリディレクトリである必要がある。
・cp -r dir1 dir2 ⇒ ディレクトリdir1を丸ごと(サブディレクトリ=下のディレクトリを含めて)
dir2(ディレクトリの構造をそのまま「再帰的に」 =recursiveコピー)する。
【rm → ファイル/ディレクトリ消去】
・rm a1.c a2.c ... ⇒ ファイルa1.c a2.c ...を削除する
・rm a*.c ⇒ a[何とか].cを全部削除する。
・rm * ⇒ カレントディレクトリにあるファイルを全部削除する。ディレクトリと、ドットファイル(*)は削除されない
・rm -r dir ⇒ ディレクトリdirをすべて(サブディレクトリを含め、recursiveに)削除する。
・rm -i ... ⇒ 削除する際に確認を求める
【mv → ファイル名変更】
・mv abc.c ABC.C ⇒ ファイルabc.cのファイル名が ABC.Cに変わる。
ABC.Cが存在していれば、それは「破壊される」。
・mv abc.c dir ⇒ (カレントディレクトリにある)ファイルabc.cをディレクトリdirに移動する。
・mv a1.c a2.c ..a9.c source ⇒ ファイルa1.c a2.c ..a9.cを sourceディレクトリに移す
・mv dir1 dir2 ⇒ dir1というディレクトリ名がdir2に変わる。
【mkdir → ディレクトリ作成】
・mkdir dir ⇒ dirという名前のディレクトリを作る。すでに、その名前のディレクトリがある場合はエラーとなる。
・mkdir dir1 dir2 dir3... ⇒ 一度に複数のディレクトリを作る
【cd → カレントディレクトリの移動】
・cd dir ⇒ カレントディレクトリの下の dir ディレクトリに移動(相対移動)する。
・cd /home/s012345/dir ⇒ 絶対パス(/から始まる)でディレクトリを移動する。
・cd ../s012346/abc ⇒ 一段階上に戻って(..)、そこの下の a12346 ディレクトリの下の abc ディレクトリに移動
/home/kapibara/abc ←*1
/efg
/s011111/abc
/s022222/dir ←*2
- 2 から *1 に移る場合、
絶対移動では cd /home/kapibara/abc
相対移動では cd ../../kapibara/abc
(最初の .. で s022222 に up し、もう一つの..で home へ移っている)
・cd ⇒ 引数なしの場合、自分のホームディレクトリ(ログインしたときのディレクトリ)に移動する。
・cd ~s012345 ⇒ アカウント s012345 のホームディレクトリ(~s012345)に移動する。
特に、「~/」は自分のホームディレクトリという意味になる。
【pwd → カレントディレクトリ名の表示】
Linax ファイル検索とファイル内検索・出力,ファイルの中身の整理
【which】[オプション] コマンド名
→指定されたコマンドを、環境変数PATHに設定されているディレクトリを順番に並べて、最初に見つかった実行ファイルを表示する
☆主なオプション一覧☆
・-a 環境変数PATHにあるすべての実行ファイルを表示する
・-i 標準入力からエイリアスを読み込み、合致したものを表示する
【env】[オプション] [環境変数名=値 ……] [コマンド]
→環境変数の値を設定しつつ、同時に指定したコマンドを実行するコマンド
☆主なオプション一覧☆
・-i 環境変数が指定されていない状態で困んン度を実行する
・-u 変数名 指定した環境変数が設定されていない状態でコマンドを実行する。
・-o 改行しない
【man】 [オプション] コマンド名
→コマンドの”レファレンスマニュアル”を表示させる。
【grep】 [オプション] 検索パターン ファイル
コマンド | 【grep】 [オプション] 検索パターン
→ファイルの中で「文字列(パターン)」が含まれる行を表示するコマンド
・grep :ある文字列を含む行を抜き出す
・egrep :正規表現でもう少し賢い検索
~標準入力をリダイレクトする~
[コマンド]【>】[ファイル名]
→コマンドの出力結果が指定したファイルに書き込まれる。
出力先のファイルは新たに作られるか、上書きされる。
[コマンド]【>>】[ファイル名]
→コマンドの出力結果が指定したファイルに書き込まれる
ファイルが既に存在する場合には、出力結果をファイルの最後に付け足す
[コマンド]【<】[ファイル名]
→コマンドは指定したファイルを開いて、そのファイルの結果を入力のソースとして利用する
~正規表現~
・ * →任意の文字
・ . or ? →任意の1文字
・ [] →[]内のいずれか1文字
・ [-] →[-]で示される文字の範囲の1文字 ex:[a-d]
・ [^] →ex:[^ab] a,b以外の1文字
・ ^ →文頭
・ $ →文末
・ \ →正規表現の意味の打ち消し
【|】
→コマンドの標準出力を次のコマンドに渡す処理のこと
【sort】[オプション] [ファイル名]
→ファイルの内容を取り出し、それを並べ替えた順序で表示する。
~オプション一覧~
・-b →空白を無視する
・-f →大文字と小文字を区別しないで扱う
・-n →数値でソート
・-r →逆順序で出力する
【uniq】
→重複を弾く、重複を数える
※連続している必要があるので、事前にsortしないといけない。
・uniq -cとすると、重複している行を求められる
→ある内容を含む行の数を求められる